ゆと森ブログ

蔵王のブナと水を守る会 ~根回し~

先週に引き続き、昨日開催された『NPO法人 蔵王のブナと水を守る会』の定例会に参加させていただきました。

今回のテーマは『根回し~ねまわし~』
苗木の成長を助けるために欠かせない行程です。

蔵王のブナと水を守る会では、毎年6月の第2日曜日に『植林祭』を開催されています。
このときに植林する苗木は、白石市内の畑で育てられた苗木です。

畑からいよいよ山へ植林するときに大切なことは、元気で定着率の良い根っこであること。この丈夫な根っこをつくるために行うのが、苗木の根の1/3を切り戻す『根回し』です。
ごぼうのような形の根を切り戻すことで、下方向ではなく、横方向に、新しい根が出ます。すると植林の際、苗木の安定が良く、新しい土へ定着しやすくなるそうです。

また、もうひとつ大事な効果も。新しい根が出るのと連動して土の上では新しい芽が出るそう。苗木全体が活性化するのですね。

ちなみに、関係者に意図や内容を事前に説明し、ある程度の了解を得る「ねまわし」も「根回し」が語源だそうです。

↓根回しの図

この作業に集まったのは総勢14名のグリーンレンジャー達。
畑の土を掘り起こし、鍬で畝をつくって、根回しをした苗木を植えていきます。土づくり班、苗木運び班、水やり班と分かれ、効率良く進みます。
暗黙の了解で、テキパキと作業される姿に、設立から25周年の歴史を感じました。

午後からは雪の植林地を観察。

タヌキなのか、テンなのか、はたまた小さい熊なのか?いろいろな足跡を雪原に見ながら進みます。
あれ?樹皮がはがれている…

これはウサギの仕業。
野ウサギは冬の間、若い木の樹皮を食べるそう。
少しだったら良いのですが、1周ぐるりと食べられた苗木は、それ以上育たないそうです。
自然は時に厳しいのですね。

次回の定例会は3月28日。「森の学校」が開催されます。
会の設立時から代表をされている「森博士」のような理事さんが、森の楽しみ方を教えてくださいます。
ご興味のある方はこちらをご覧ください→『蔵王のブナと水守る会HP』

『蔵王のブナと水を守る会とは』1986年に設立され、今年で25周年を迎えるNPO法人。戦後、伐採された蔵王中腹部のブナやミズナラの原生林を復元するため、森から種を採集し、苗木を育て、荒れた土地に植林をされています。一緒に森づくりの活動をする「グリーンレンジャー」やブナの苗木の親になる「ブナ基金」、「賛助会員」など、さまざまな関わり方がございます。ゆと森倶楽部、だいこんの花は「蔵王のブナと水を守る会」を応援しています



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